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朝四時に目覚ましの音が響き、起床した。ふんどしを絞め、かんむりをかぶり、その上に作務衣を纏い、神宮会館一階入り口前の集合場所に向かうと、すでに殆んどの方が集合していた。多少の寒さはあるのだろうが、気が張っているせいか自分自身は寒さを感じることはない。全員の集合を確認してから点呼を行い、前列右前から「番号」!と声を挙げた。「一、二・・・」と続くものの、初めての参加者が多い為か番号が途中で止まってしまう。「元い!番号!」と声を張り上げ繰り返した。いよいよこれより、三列縦隊最後列の番号が三十五、列外と併せて百二十名での大行進の出発である。 指揮をとる自分達が気合いを入れて「エッサ・エッサ!」と気勢を挙げると皆が応えて「エッサ・エッサ!」と叫ぶ。 早朝五時の静けさの中を「エッサ・エッサ!」の大合唱、大声を挙げて走りだす。誰もが寒さなど微塵も感じていないであろう。指揮をとる我々三人もいつも以上に気合いが入る。指揮が乱れれば全体の雰囲気を落としかねないし、この日を楽しみに遠くからこれだけの多くの先輩・同志が来ているのだから。「エッサ・エッサ!」と大行進は進み、いよいよ五十鈴川の神域へと到着した。「到着した者より脱衣!」と声を挙げ、先着していた十数名と併せ約百三十名全員、ふんどしとかんむりの姿になり、禊祓行事が始まる。大野代表世話人・犬塚皇都世話人・南神都世話人・そして禊行道彦である藏満順一氏を中心に「エイッサ・エイッサ!」と行が進み、「エッイ・エッイ・エッイ!」と五十鈴川の神域の川の中に。 気合いのせいか寒さは一切感じられない。それどころか清々しさで一杯である。 各々が祈りを捧げる。 途中、川下で参加者の安全を見守っていただいていた水谷氏(民族革新会議同人)に「皆大丈夫か」と声をかけると「大丈夫!」との声が返ってきた。誰一人として脱落者は出したくない。幸いなことに体調を崩す方を出す事もなく、道彦の藏満氏の大祓詞も終わり、犬塚皇都世話人が日の丸を川上に立たせ、国歌君が代の大合唱が始まる。静寂な森の中に君が代の大合唱が響きわたる。私は、初参加の時にこの君が代を合唱をし、なぜだか涙が溢れてきたことが思い出された。 川辺では大野代表世話人が大祓詞を、横山同人は故中村武彦先生の遺影を抱きながら祝詞を奏上する。 「エッイ・エッイ!」と最後まで気を抜かず、誰一人体調不良者を出す事なく五十鈴川の川中を後にする。禊行を無事に終えて、神宮会館に向けて行進を再開した。 陽が昇りかけ、少し明るさが増す中、「エッサ・エッサ!」と会館に戻る大行進は皆清々しさで一杯である。 やり遂げた満足感と各人の思いの中、無事に禊行を終えることができた。休憩後、朝食をとり、八時に会館前に集合して内宮に向かう。 全員背広を着用し、内宮参拝に出発した。 宇治橋前にて、写真撮影。撮影後また行進を再開し、五十鈴川にて手水を取り、瀧祭宮(五十鈴川の神)を参拝。続いて風日祈宮(神風を起こす神)を参拝。内宮(正宮)参拝前に神楽殿にてお神楽を見学し、内宮前にて集合写真を撮影してから正宮御垣内参拝。 最後に別宮 荒祭宮を参拝する。その後再び神宮会館に戻り、閉会式と直会を執り行う。南世話人よる閉会の挨拶。伊勢市長・鈴木健一氏による挨拶。大野代表世話人による乾杯の音頭。犬塚世話人による絞めの挨拶。 皇尊弥榮!弥榮!弥榮!これにて平成二十六年 神宮参拝禊会を無事に完遂!おめでとうございます!この度も数多くの方々に御参加頂きまして誠に有り難うございました。また南神都世話人・徳山さんを始め地元の皆さまのご尽力に感謝と御礼を申し上げます。心より感謝・合掌‼